ウクライナを旅する 夜行列車でベラルーシへ行く②(キエフから寝台列車でミンスクへ)
前回に引き続きベラルーシ入国の様子をご紹介いたします。
キエフ-ミンスク間を寝台列車で移動するとベラルーシ川のホメリという町でパスポートコントロールがあります。車内で入国カードをもらうので必要事項を記入します。入国用と出国用、2つ連なった紙片をもらうのでそれぞれに同じ情報を記入します。
個人情報だらけでお見せできないとこが多いですが...
①名前・生年月日・パスポート番号
③ベラルーシでの滞在先(ホテル名で十分)
④入国日・出国日
を記入。英語でも表記があるのでどこに何を記入すればいいのかわからないということはないでしょう。間違っても二重線で消しておけば大丈夫です。この時はスプートニクというホテルに滞在しました。駅から徒歩15分ほどの位置にあります。ホテルのすぐ隣に銀行があるので両替もできます。ミンスク駅でもできるでしょうけど。ウクライナでベラルーシルーブルを手に入れる機会がなかったので助かりました。ウクライナと同じようにベラルーシも物価が安いため朝食付きで1泊4500円ほどでした。
入国時のパスポートコントロールで左側"A"のArrivalの方を回収されて、残りの半分だけ渡されます。これを出国時までに持っていてくださいね。
裏面はこんな感じ。
キエフを夜に出発したので、ホメリには深夜2時頃に到着。たたき起こされるかと思っていましたが、列車が止まる感じで自然に起きました。観光客だということを伝えて、難なくパス。みんな国境警備の人たちはいかつい形相ですけど、緊張することはありません。晴れてベラルーシに入国。朝まで寝ます。
到着1時間前に目が覚めたので、車内設備を撮影。トイレはきれいでした。飲み水にしないでね、ってことですね。
緊急時に窓を割って脱出するためのハンマーが壁に備わっています。ここらへん全然日本と違う。北欧の列車にもこんなのがあった気がします。
車窓からの風景。あと30分ほどでミンスクというところです。地図上でミンスクはベラルーシのど真ん中に位置しています。
乗車時にもらったランチボックスの中身をホテルで食べます。パンが食べかけです。水はキエフ駅で買ったものです。
ミンスク駅構内の様子。9月なのに寒い。さすが内陸国。ベラルーシビザを取得するときに大使館員に「今年のベラルーシは寒い」と言われたのを思い出します。この年は5月に雪が降ったとかなんとか。
外からのミンスク駅。キエフと違って駅周辺でたむろしている人が全くいません。売店とかがあまりないからかな?キエフ駅は目の前にどーんとプザタハタやらケンタッキーが鎮座していますからね。それと比べると閑散としたミンスク駅。事前に調べていた情報で、あんまりパシャパシャ写真撮っていると警官っぽい人が近づいてきて削除するよう言われる、と知っていたので撮影は控えめに。確かにそれらしき観光客っぽい人がいて警官の身なりをした2人にカメラを見られてました。私がっつり駅の外観撮ってるけど、これ、大丈夫だよね?
私のビザはトランジットビザなので3日以内にベラルーシを出なくてはなりません(笑)。
しかもわざわざトランジットと銘打っているので、入国したウクライナには戻れず、ビザを持っていないロシアにも入れず、ウクライナと接しているポーランドにも入れず、ラトビアかリトアニアに行かなくてはなりません。ということで次の日にリトアニアのビリニュスに向けて出発いたします。これもまた列車です。
以上「夜行列車でベラルーシへ行く」でした。